英会話教室であえて「日本語の本」を読ませる理由 F教室様(長野県)

英会話教室なのに「日本語の本」?

10年ほど前、小中高生対象の英会話教室を運営していた塾長先生は次のような生徒が増えてきたことを感じていた。たとえば「One Thousand and One Nights」を「千一夜」と訳せても、それが「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」であることを知らない。「Oftenは『しばしば』という意味だよ」と言うと「『しばしば』って何?」と聞き返される。これからグローバル社会に羽ばたいていく子ども達。英会話スキルは手段であり、自身が何を伝えたいかが重要なのに知識や語彙がこうも乏しくては。先生同士で話し合い「小学生のうちから、たくさんの本に触れさせることが大事」という結論に。「でもどうやって?」と困っていたころに「わくわく文庫」に出会った。

中学生になって実感する「わくわく文庫」の効果

英会話教室以外にも学習塾も運営している。わくわく文庫を4年間ほど受講して中学生になった生徒達は、教え込まなくても自分で学習することができ、学校の成績が上位である。塾担当の先生は「こちらの説明をすぐに理解してくれる」と言う。塾長先生も「その子達と会話をしていると、いろいろな言い回しを知っていて頼もしい」「わくわく文庫はこれから世界へ飛び出していく子ども達に欠かせないツール」と実感している。

保護者からの声

保護者に塾長先生の思いを伝え、わくわく文庫を体験してもらったところ多くの保護者が賛同し、120人の生徒のうち3分の1以上がわくわく文庫を受講し、キャンセル待ちまで出るようになった。保護者から「これまで本を手にしてくれなかったのに、図書館で借りてくるようになった」「漢字が得意になった」「算数の文章題が全くできなかったのに、今では文章題を読むと式が頭に浮かんでくると言う」といった声が聞かれるようになった。また「英語のリスニング力が上がった」という声もあり速聴の効果にも確信を深めた。すぐに効果の出る生徒、1~2年経って効果が現れる生徒など、個人差があるがそれぞれに良い効果がでている。

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